今回は 3次元CAD利用技術者試験のサンプル問題のモデルを作っていきたいと思います。
3次元CAD利用技術者試験の問題はどれも一筋縄では行かないモデルが多く存在します。
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このサンプル問題モデルも一見簡単そうですが一癖も二癖もあるモデルです。
では今回も Fusion 360を使ってこのモデリングをしてみたいと思います。
まずは全体の形を作ります。
下記のような z軸を水平に見た時の面に対してスケッチをします。
これを回転コマンドによって z軸を回転させてソリッドモデルを作ります。
次に、流れとしてはこのソリッドモデルの内側にもう一つソリッドモデルを作り、そのソリッドモデルをブール演算によって母体ソリッドモデルからから削除するのです。
しかし、問題は内側モデルの湾曲した面をどう作るかです。
湾曲面は、内側モデルを作った後に、円弧スケッチで分割しいらない部分を削除または非表示させるのがいいと思います。
次は逆側の面倒くぼみを作ります。
こちらは、傾きのある面(サーフェス)を作っておきその面まで 押し込みます。
次はモデルに開けられている6個の穴を開けます。
こちらは一つ目の貫通する穴ができたら、それをパターン command によって z軸方向で回転させ一気に6箇所穴を開けてしまいます。
最後に中心部のくぼみと、 フィレットコマンドを使ってRを作ります。
これでモデルが完成です。
いかがでしたか?
今後も3次元 CAD 利用技術者試験問題のモデルを作りモデリングのプロセスについて解説していきたいと思います。